こんにちは、いつも研美社をご利用いただきありがとうございます。
今日もよろしくお願いします。
最近では、生体認証(指紋認証)がスマートフォンや入退室管理、PCなどの利用権限の確認など、さまざまな場面で使われていることはご存じかと思います。
ただ、それに伴い、ある問題を心配する人が増えているのをご存じですか?
それは、「ちゃんと反応してくれない」という問題です。
「あ、やっぱり?」と思った方も多いことでしょう。
当社でも、社員証などに使われるカード自体に指紋認証センサを搭載した「US Card」という製品を販売しておりますので、指紋認証についてのお問い合わせをいただくことがあります。
生体認証を検討されている方は、認証の正確さや精度を気にされていますね。
ただ、実際のところ、近年の技術の発達は目覚ましく、認証精度は年々向上しているため、不良品や粗悪品でない限りは、比較的しっかり認証してくれます。
そのため、登録してある指紋が認証できないときに「故障だ」と慌てる前に、実際に運用し始める前に押さえておくポイントがあります。
ということで、本記事では当店のUS Cardの事例をもとに、ほかの生体認証デバイスでも共通する
「認証精度を上げるシンプルなたった一つのコツ」
をご紹介します。
内容はとてもシンプルです。お仕事中の箸休め的に読み進めてくださいね。
指紋認証機器をお探しの方には、こちらにリンクを貼っておきます。
正しくデータを登録する
この記事でお伝えしたい内容は、この一点のみです。
非常にシンプルですが、「正しくデータを登録すること」が重要です。
「そんなの当たり前だ」と思われる方もいるかもしれませんが、意外とできていないことも多いのです。
これに加えて、「登録がうまくできない理由」を知っておくと、正しく対応できるようになりますので、少し具体的に説明していきます。
生体認証は登録時の状況に影響される
どのような生体認証であっても、人間の体に関する情報を登録するため、気候や体調など、サンプル採取時のさまざまな状況に多少なりとも影響されます。
指紋を例に挙げると、登録時に以下のようなことが原因で、正しい指紋情報をサンプリングできない場合があります。
- 指圧がソフトすぎた
- 指圧がハードすぎた
- 使用が想定される範囲とは異なる部分の指紋を採取していた
- サンプリング時に指に傷があった
- サンプリング時に指が非常に汗ばんでいた
- 指紋が薄くなっていた
- 指紋の特徴点が見当たらなかった
マニューシャ方式では、指紋の特徴点が見当たらないケースがごくまれに起こることがあります。
意外に思われるかもしれませんが、このような
「些細なこと」
が、後々うまく認証してくれないという非常に面倒な事態を引き起こします。
一度登録した情報は簡単に変更できない
生体認証は、さまざまな不正を防ぎ、本人確認のセキュリティを高めることが目的です。
そのため、一度登録した情報を容易に更新できない仕組みになっていることがほとんどです。
簡単に更新できてしまうと、安全性が損なわれてしまうためです。
当店でも、指紋認証センサ付きのUS Cardを販売する際は、必ず
「登録マニュアル」をよく読み、正しく使用していただくよう
お願いしています。
生体認証の精度が怪しい、うまく反応しないといった症状を予防するためにも、まずは
「正しく情報を登録する」
ことを意識してみてください。
後々のトラブルを大きく回避できます。
指紋のサンプリング位置と指圧について

先ほどご紹介した、うまく認証できない原因について、少し掘り下げて説明します。
まず、指のサンプリング位置や指圧の強弱についての問題です。
サンプリング時に無理な体勢で登録することは通常あまり想定されませんので、基本的には
「実際に認証する状況や体勢が、登録時と大きく異なる」
ことが原因として考えられます。
例えば、登録時と認証時でセンサの位置が大きく異なるケースです。
身体に対してセンサがどの位置にあるかによって、指の当たり方が変わります。
登録時は指がセンサに正対していたとしても、実際の認証時には指の端の部分しかセンサで読み取れていない、というケースが想定されます。
したがって、実際に使用するときと同じような体勢や位置で登録するのが良いということになります。
指紋が損なわれていた場合

炊事、洗濯、掃除など、日常生活の中でも指紋が薄れることはよくあります。
摩擦や強い洗剤、そしてそれによって引き起こされる過度な乾燥状態も、指紋の登録や認証時に悪影響を及ぼします。
そのような場合は、指紋が再生してから登録を行うか、指紋がはっきりと残っている指を登録しましょう。
「指紋って再生するの?」
と疑問に思ったので調べたところ、とても参考になる記事がありました。
参考としてご覧ください。
こちらの記事で解説されているように、指紋は条件付きで再生するようです。
軽度の摩耗や擦り傷程度であれば、少し期間を空けてから指紋を登録するなどして、できるだけ
「使用頻度が高い指・使いやすい指」
を登録するようにしましょう。
逆に、指紋が再生しない状態の場合は、それが新しい特徴となります。
特徴点を捉えられる状態であれば、その指で指紋登録をしても、概ね正常に利用できると考えられます。
まとめ
指紋認証の精度を上げるために大切なのは、正しく指紋情報を登録することです。
登録時には、指の押し方や位置、傷、汗、乾燥など、さまざまな要因が影響します。
実際に使用するときと同じような体勢や位置で登録し、指の状態が良いタイミングでサンプリングすることを意識しましょう。
最初の登録を丁寧に行うことで、運用開始後の認証エラーやトラブルを防ぎやすくなります。
関連コンテンツ
この記事を書いた人
武井 恭平営業部
2023年3月研美社へ入社。以前はBtoCを中心とした営業代行を8年程経験。
途中独立も経験しゼロから事業の立ち上げも行う。
現在は第一線で、お客様対応の専門家として様々なプラスチックカード・ICカードを活用した課題解決の提案を行っている。
好きな言葉は「日進月歩」。


