Mifareカードのご案内

2018.10.29

この度もICカード.comのHPにお越しいただきありがとうございます。

ICカードといってもいろいろ種類がありまして、実際の所はどれを使ったらいいのと思っている方も少なくないと思います。

今回は、色々ある種類の中から「Mifare」マイフェアについて簡単に触れさせていただきます。ICカードの種類の選択にお役立ていただけると幸いです。

マイフェアカードとは?

NXPセミコンダクターズ社が製造する非接触ICチップを搭載しており、世界では最も流通しているカードとなります。主な所で種類は5種類ほどあります。

Mifare1K(マイフェア1K)・Mifare4K(マイフェア4K)スタンダード
マイフェア1Kカードはメモリ容量が1Kバイト(1024byte)、マイフェア4Kカードはメモリ容量が4Kバイト(4096byte)ということになります。1Kバイトではメモリが不足している場合に4Kバイトが使われます。
規格としてはISO14443TypeAに準拠しております。
UID(ICチップに記録された書き換えのできない固有番号)については、それぞれ4バイト(8桁)7バイト(14桁)の種類があります。
セキュリティキーを持つカードになりますが、エンコードをせずUIDを用いてシステムの認証を行うといった運用をされるという事も意外と多いです。その場合、大体の方がUID4バイトを選択されます。

MifareUL(マイフェアウルトラライト)
規格はISO14443TypeAに準拠しており、マイフェアカードの廉価版として開発されております。
ユーザー使用できるメモリについては48バイトと先に述べたマイフェア1Kカードに比べると大幅に減ります。
UIDについては7バイト(14桁)となっており、UID運用をすることも増えてきております。

MifareDESfire(マイフェアデスファイヤー)
マイフェアスタンダードよりも高いセキュリティ機能を持ってます→トリプルDES認証
UIDについては7バイト(14桁)となっておりますが、カード自体が高セキュリティな機能を持つ事になりますので、UID運用といったことはまずありません。

MifarePlus(マイフェアプラス)
AES暗号化機能を用いた、非常にセキュリテイ機能を強化したカードであります。
UIDについてはバイト(8桁)7バイト(14桁)と選択できます。
有名な所では「taspo」においてこちらのカードが使われております。

それぞれの用途に合わせて(UID運用orエンコード等)、コストパフォーマンスが最適になるようにご選択いただければと存じます。

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